名古屋大学 理学研究科

物性理論研究室 量子輸送理論グループ(S研 Stグループ)

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NEWS

大学院生募集

Stグループでは大学院生を募集しています。

大学院入試説明会 2024年5月25日(土)

詳しくは こちら。

セミナー情報

日時:2024年9月13日(金)13:30-

場所:理506室

講師:Dr.Jian-Rui(ASTAR)

題目:Detecting magnetic Weyl fermions, hidden order and higher-order magneto-electric multipoles with polarised neutrons and xrays


日時:2024年1月24日(月)13:30-

場所:A422

講師:森山貴広氏(名大工)

題目:反強磁性体における磁化ダイナミクスおよびスピン輸送


日時:2023年10月23日(月)16:00-

場所:理学館 506

講師:Prof. Dimitrie Culcer (The University of New South Wales)

題目:Quantum kinetic theory of the orbital magnetic moment of Bloch electrons


日時:2023年10月23日(月)13:30-

場所:B5講義室

講師:中井 雄介 氏 (京大基研:凝縮系)

題目:非エルミート表皮効果における非正規性増強現象


日時:2022年6月24日(金)10:30-

場所:理学館313

講師:川崎 猛史先生(名大理:R研)

題目:トポロジカル相転移がもたらす創発弾性場:分子のキラリティと立体異方性の影響


日時:12月16日(月)14:00-

場所:理学館506

講師:林 将光先生(東大理)

題目:ディラック半金属における光電変換


日時:11月1日(月)13:30-15:00

場所:オンライン

講師:鈴木 義茂先生(阪大基礎工)

題目:磁気スキルミオンの拡散・永久回転運動・質量について


日時:10月25日(月) 13:30-15:00

場所:オンライン

講師:仲澤 一輝氏(東大)

題目:交代磁場下のキタエフスピン液体におけるマヨラナ励起と熱輸送


日時:10月18日(月) 13:50-15:15

場所:オンライン

講師:堀田知佐先生(東大総合文化)

題目:Controlling momentum-dependent spin textures in insulating antiferromagnets

St研の概要

 私たちは、物性理論の数多の側面のうち特に電気伝導に関する現象、すなわち輸送現象に関して研究を行っています。 この輸送現象の理解には、電子波の干渉などの量子力学的な効果が重要な役割を果たします。 また、電子のスピンやスピン軌道相互作用が輸送現象に与える影響も重要で、 電子のスピンと電荷の両方を利用して新たなエレクトロニクスの創生を目指す分野を スピントロニクスと呼びます。 スピントロニクスは、2008年のノーベル賞の対象になった巨大磁気抵抗効果など、 興味深い現象の宝庫となっています。 私たちは,量子統計力学や場の量子論の方法を用いて,これらの現象の微視的理論に取り組んでいます.
 さらに、私たちは固体中の量子状態のトポロジーによって物質の状態を分類する トポロジカル量子現象にも興味を持っています。 これは近代物理学の重要な発見であり、2016年にはノーベル物理学賞の対象にもなりました。 トポロジーによって特徴づけられる絶縁体や超伝導体(トポロジカル絶縁体、トポロジカル超伝導)の表面にはディラック電子やマヨラナ粒子などが 存在し、私たちは、このような物質の探索や、これを舞台とする新たな量子輸送現象の研究も行っています。 また、トポロジーに起因する現象はスピントロニクスの観点からも注目されており、トポロジカル物質における スピントロニクスの研究なども行っています。


連絡先

〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

名古屋大学東山キャンパス 理学館417号室

kohno[at]st.phys.nagoya-u.ac.jp (河野 浩)